昨日で本年度のお仕事も終わり、年末の慌しさに備えて、
無くなった化粧水を買いに、市内某デパートへ赴きました。

…慌しさに備えて、って言う割には、大した用事じゃないんですけど^^;

意識して行った訳ではなかったのですが、そのデパートの催事場で、
「アカデミー賞に輝いた衣装デザイナー ワダエミの衣装世界」
という展示が開催されていました。

ワダ エミの関わった映画と言えば、
アジアの大きな時代物映画は殆どなのでは?

『HERO』『LOVERS』などなど。

『LOVERS』と言えば、私が大ファンの金城武さんが主演した映画。
金城さんが着た衣装が、見れる!
迷わず入場料を支払い、中に入ったのでした。

中に居るお客さんは、女性ばかり。
こういうものに興味があるのは、やはり女性なのでしょうか。

残念だったのは、アカデミー賞でワダエミさんが頂いた、
トロフィーが当初は展示予定だったのに、展示されていないこと。
見てみたかったなあ〜(T_T)

最近の時代物映画って、アクションが多いですよね。
そのせいか、衣装も見るからに軽くて、動きやすそうなものが多い。
戦いの時に付ける鎧も、革(合成皮革含む)でした。
これは新鮮な驚きでした。

実際の色は、「え?これなの?」って映画を観た私が驚くくらい、
スクリーンで観るのとかなり違いました。

状態がかなりいいのは、実際俳優さんが着たものじゃないからかな?
きっと何着も同じものを作っていると思うし…。

衣装を触れるコーナーもあって、実際手にすることが出来ました。
ただ、前日の事務所の大掃除で手がかなり荒れていたので、
がさがさの手にはあまり肌触りまでは実感できませんでした。

さて、一番の目的『LOVRS』!
…ううう、がっかり(涙)。
金城さんが着たであろう衣装は、1着のみ。
殆どはチャン・ツィイーの着た衣装ばかり。
仕方ないよね、あの映画ではチャン・ツィイーは衣装、かなり変わっていたし。
女優さんのほうがやはり多く衣装を用意するのは想像がつきます。
金城さんは同じ衣装を着ているシーン、多かったし…。

新年早々の時代劇ドラマ『里見八犬伝』の衣装も担当されたとのことで、
その衣装が約半分を占めていました。
これってもしかして、この展示会はこのドラマの宣伝目的?(苦笑)

『トリック』以来応援している仲間由紀恵ちゃんも出演しているドラマなので、
(そのドラマを観るかどうか分からないけど)興味深くじっくりと。
衣装は、形などはそうそう変えられないけど、
多分着る俳優さんのイメージや肌の色などで、その衣装の色が決まるのでは?
由紀恵ちゃんの衣装は、その肌の白さを引き立たせるかのような、
淡い色が多かったように思いました。

ちなみに、その対立的立場にある役を演じる菅野美穂ちゃんの衣装は、
美穂ちゃんも色が白いと思うけど、その激しさを表すかのような、
朱色など鮮やかな色が目立ちました。

俳優さんたちが身に着けている写真でも衣装の横に欲しいなあ。
そうしたらより良かったのに。

設定されている時代によっては、資料が一切無いので、
衣装はワダエミさんの想像によることも多いそうです(会場出口すぐ脇のメイキング映像より)。
映画の背景と衣装の色の融合や時代性を感じさせる想像力に、「世界」を感じました。

何となく、ただ衣装を並べている感じが拭えませんでした。
それでもいいのですが私としては、どうやって衣装を作っているのか、
その衣装を作っている工房の様子の写真や、
ワダエミさんが書いたスケッチ画(原画)など、
そういったリアルな現場を垣間見れるような展示もあればいいのに、
と少し残念でした。

展示を見終わり出口を出ると、ワダエミさん関連のグッズが売られていました。
スケッチ画ははがきになって売られていました。

そのすぐ横には『里見八犬伝』製作・放映のTBSの関連グッズが。
『花まるマーケット』のマグネットや、『水戸黄門』のクリアファイル
(それもキティちゃんバージョン! 思わず買いそうになってしまった^^;)。
レイザーラモンHGのストラップ だったかな? これは余り覚えていないのですが なども。

…やっぱりこの展示、宣伝目的だったのかも^^;

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