18日に自分へのご褒美として奮発して買った、ルイ・ヴィトンのトートバッグ。
使い始めて明日で1週間になります。

そんなにブランド品が好きと言うわけではないのですが、
会社勤めを始めると、バッグや、特にお財布は
ブランド品じゃないといけないような雰囲気になるから不思議。

以前勤めていた会社は女子社員が多かったのですが、
更衣室で品定めされるあの不愉快さ。

ある時、私が当時使っていたお財布を、ブランド大好き♪の先輩がちら、と見て
“フフン”って鼻で笑われたことがありました。

その頃使っていたのは、ノーブランドの革のお財布。
確かにノーブランドだけど、革の質も良く
カード入れもたくさんあって、使いやすくて愛用していました。

なんか悔しいような哀しいような、フクザツな気分でした。
…ま、でも逆に意地になって、お財布を変える時も、
ブランド品は買わなかったけれど^^;

海外旅行のお土産で頂いたスカーフを、寒くなり始めの時に首元に巻いていたら、
一目で(ソレと判るブランドのマークやロゴは見えていないのに)
「それグッチの最新ね!? 買ったの? どうしてっ??!」なんて言われたり。
どうして…って、少し失礼じゃないかと言う気もしますが…。

ブランド専門雑誌の最新情報を、
どうやら欠かさずチェックしていたらしいです、その先輩は。
ブランド品にあまり興味ない私が、
よりにもよって最新のスカーフを身に着けていたものだから、
余計に驚いたようでした(苦笑)。

私は経験なかったけど、バッグが別の先輩とカブってしまった人がいて、
気を使って、それからその人はそのバッグを会社では持てなかったことも。

ボーナス時期に新作がでると、ブランド品が好きな人は買ってしまうから、
そういうこともあったりします。

ブランド品をたくさん持っている人、私のかつての知人にいましたが、
自分の収入以上に買ってどうするの? って少々批判的に思っていました。

「私はブランド品たくさん持っているんだから!」とか、
「ブランド品持っていないからあの子はビンボー」とか、
そういう発言を聞く度に、そういう尺度でしか人を見れないのかと、
とても冷ややかな気持ちでした。

でも、ブランド品をたくさん持っていること自体を自慢したり、
人を見下したりする気持ちにはとても同感できませんが、
すでにたくさん持っているはずなのに、
それでも更にいくつもいくつも欲しくなってしまう気持ちを、
今回理解できたような気がします。

ブランド品には確かにいくつも欲しくなる、そんな力があるということです。

使いやすいです。特に素材。
北国は冬が長いですが、ブランド品のバッグは
冬の間でも素材がしなやかでとてもイイ!
質の悪いモノだと、素材が固くなってしまったりします。
その結果、ファスナーなどが開けにくくなったり。
でも、さすが。そんなことはありません。

なのに、ちょっとだけ使いにくい。
他にもブランド品のバッグ、持ってはいるのですが、使い始めていつも思うこと。
ポケットがもう少し大きければ、深ければ、外側にもあれば。
もうちょっとだけ、口が大きく開けば。かぶせ蓋じゃなくてファスナーなら。
持ち手がもうちょっと長ければ、短ければ。
そうしたら完璧なのに〜! って思えるところ。

だから同じ素材で別なのが欲しくなる。
実際私も、今回のバッグ、ポケットに不満。外側に欲しいな〜、なんて思っています。

でもこのバッグは私にとってはご褒美。
今は通勤に使っているけど、しばらくしたら結局はいつものように、
セレクトショップで見つけた、質がよくて使い勝手の良い、
一点ものを日常使いし始めるようになりそう。

昔はどこかで人と較べて、意地になっていた部分もあったのかも知れません。
今は幸い女子社員は私だけ。誰と較べることも較べられることもありません。
これからも、ブランド品に限らず、自分らしくモノを選んでいきたいな。
そう思っています。

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