今少しだけはまり気味…(劇団ひとり)
2006年4月8日 読書
私が良く参考にするブックレビューに、
『王様のブランチ』のブックナビがあります。
実際、コミックの『のだめカンタービレ』に
はまったきっかけもこれ。
司会の寺脇康文さんが
「女優の戸田惠子さんに薦められて読んだら、
すっかりはまった」と言っていて、
少女マンガなのに男性もはまるなんて…と
興味を持ったのが読み始めたきっかけでした。
先週の特集(インタビュー)は私の大好きな漫画家、浦沢直樹さんでした。
作品は良く知っているけど、ご本人については全然知らなかったのですが、
漫画家になる以前はギタリスト(バンドマン)だったそうで、
そう言われれば『20世紀少年』の主人公も、
夢を諦めてコンビニを経営している元ギタリストでした。
今日のブックナビのコーナーの特集は、劇団ひとりさん。
出版した短編集『陰日向に咲く』が現在ベストセラーになり、
来年の本屋大賞受賞か?などと言われているそうです。
これ、先月読んだのですが、実際本当に良かったです。
劇団ひとりと言う人を、見直したというか、現在注目しています。
この人を以前テレビで観た時は、女性陣に囲まれて泣いていました。
というか、うまく泣けなくて「泣いてない!」などと
杉本彩さん(だったと思うのですが)など何人かの女性陣に
強く言われて、困った様子でした。
「泣く」のが芸のひとつなのか、「楽屋では泣けるのに〜」と
言っているのが印象的でした。
なので、どんな芸人さんなのか、イマイチ分からなかったのですが、
この本の表紙によると、「ひとりで何十人ものキャラクターを演じ分ける」芸らしい。
だから「劇団ひとり」なんだなあ…。
ホームレスに憧れて本当にホームレスになるサラリーマン。
グラビアアイドルに本気で恋をするオタクくん。
いいな、と思ったらすぐに男と寝てしまう20歳の女の子。
ギャンブル狂が高じて借金返済にオレオレ詐欺を企てる35歳の男。
芸人を目指しながら芽が出ず、ストリップ劇場の司会をしているコメディアン。
自分から程遠いところに居る登場人物でも、
とてもリアリティがあり、共感できます。
『陰日向に咲く』は、劇団ひとりさんの実際の経験が生きているんだそうです。
4篇目にはギャンブルにはまる男が出てきます。
私はこれがこの短編集の中で一番好きなのですが、
劇団ひとりさんも競馬にはまったのもこの登場人物と同じで、
さらに借金を返せなくて、限度額一杯まで借りたサラ金が、5社あったそうです。
リアリティあるはずですね。実体験を生かしているんですから。
これを観て、ますます“劇団ひとりの演じ分け芸”を観たいと思うのですが、
なかなかどうしてテレビで観ることができない。
昨日も新聞をチェックしたのですが、お笑い番組はあるけれど、
劇団ひとりさんの名前を見つけられませんでした。
実を言えば芸よりも、2作目の小説が楽しみなんですけれどね、
『王様のブランチ』でのインタビューによれば、まだまだ掛かりそう。
(ISBN:4344011023 単行本 劇団ひとり 幻冬舎 2006/01 ¥1,470)
『王様のブランチ』のブックナビがあります。
実際、コミックの『のだめカンタービレ』に
はまったきっかけもこれ。
司会の寺脇康文さんが
「女優の戸田惠子さんに薦められて読んだら、
すっかりはまった」と言っていて、
少女マンガなのに男性もはまるなんて…と
興味を持ったのが読み始めたきっかけでした。
先週の特集(インタビュー)は私の大好きな漫画家、浦沢直樹さんでした。
作品は良く知っているけど、ご本人については全然知らなかったのですが、
漫画家になる以前はギタリスト(バンドマン)だったそうで、
そう言われれば『20世紀少年』の主人公も、
夢を諦めてコンビニを経営している元ギタリストでした。
今日のブックナビのコーナーの特集は、劇団ひとりさん。
出版した短編集『陰日向に咲く』が現在ベストセラーになり、
来年の本屋大賞受賞か?などと言われているそうです。
これ、先月読んだのですが、実際本当に良かったです。
劇団ひとりと言う人を、見直したというか、現在注目しています。
この人を以前テレビで観た時は、女性陣に囲まれて泣いていました。
というか、うまく泣けなくて「泣いてない!」などと
杉本彩さん(だったと思うのですが)など何人かの女性陣に
強く言われて、困った様子でした。
「泣く」のが芸のひとつなのか、「楽屋では泣けるのに〜」と
言っているのが印象的でした。
なので、どんな芸人さんなのか、イマイチ分からなかったのですが、
この本の表紙によると、「ひとりで何十人ものキャラクターを演じ分ける」芸らしい。
だから「劇団ひとり」なんだなあ…。
ホームレスに憧れて本当にホームレスになるサラリーマン。
グラビアアイドルに本気で恋をするオタクくん。
いいな、と思ったらすぐに男と寝てしまう20歳の女の子。
ギャンブル狂が高じて借金返済にオレオレ詐欺を企てる35歳の男。
芸人を目指しながら芽が出ず、ストリップ劇場の司会をしているコメディアン。
自分から程遠いところに居る登場人物でも、
とてもリアリティがあり、共感できます。
『陰日向に咲く』は、劇団ひとりさんの実際の経験が生きているんだそうです。
4篇目にはギャンブルにはまる男が出てきます。
私はこれがこの短編集の中で一番好きなのですが、
劇団ひとりさんも競馬にはまったのもこの登場人物と同じで、
さらに借金を返せなくて、限度額一杯まで借りたサラ金が、5社あったそうです。
リアリティあるはずですね。実体験を生かしているんですから。
これを観て、ますます“劇団ひとりの演じ分け芸”を観たいと思うのですが、
なかなかどうしてテレビで観ることができない。
昨日も新聞をチェックしたのですが、お笑い番組はあるけれど、
劇団ひとりさんの名前を見つけられませんでした。
実を言えば芸よりも、2作目の小説が楽しみなんですけれどね、
『王様のブランチ』でのインタビューによれば、まだまだ掛かりそう。
(ISBN:4344011023 単行本 劇団ひとり 幻冬舎 2006/01 ¥1,470)
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