小さなトラウマ

2006年5月28日 日常
昨日、中古車を見に販売店まで行きましたが、妙に新車にこだわってしまう。
擦ったり、傷つけてしまうかもしれないから、それなら中古車の方がいいのでは。
そう頭では分かっていても、私、中古車ってすごく苦手なんです。

その理由は子供の頃に遡り、さらにその内容は、多分すごく笑ってしまう。

私が中古車が苦手なそのきっかけは、漫画だからなんです。

子供の頃、雑誌だったのか、コミックだったのか、何で読んだか分からないけれど、
とても丁寧に描かれたきれいな絵柄に惹かれて、読んだ漫画でした。

内容はといえば…
両親と兄と妹の4人家族が、中古車を購入します。
ドライブに行ったりして、楽しい時間を過ごす家族。
でも、その中古車がきっかけで、恐ろしいことになっていく。
その中古車は事故車だったため、事故で犠牲になった人の念が、その車に宿っていたのだった…

怖かったんですよ、すっごく!
絵がきれいな分、その怖さが引き立つと言う。
子供の頃だったけど、そのあまりの怖さに、漫画を読み終わった後には、
中古車 = 事故車 =乗ってはいけない、買ってはいけない
という考えが出来上がっていました。

大人になり、中古車全てが事故車な訳はなく、しっかりした販売店ならば、
その車の修復歴までちゃんと分かるようになっていることや、
小さな物損事故ならともかく、大きな事故を起こした車なら、
廃車にするしかないほどダメージがあるだろうこと、
その結果、とても販売できる訳もない、などを知りました。

最近、車を買おうと思い始めてから、あの漫画は
誰が書いて、何と言うタイトルだったのか、知りたくなりました。

覚えているのは、女性作家だったということと、絵の感じ。
そして怖かった〜!と言う感想のみ。

…どうやって調べれば?

こんな時は漫画喫茶(笑)。
色々な作家さんの表紙を見て、ふと“この人かな?”と思う、漫画家さんが。

宮脇 明子さんという方です。
松雪泰子さんとV6の三宅健くんが出演したドラマ、
『名探偵 保健室のおばさん』の原作者の方。

でも、確信持てず、私が知りたかった漫画のタイトルも分からない。

知りたい本のタイトルを教えてくれるサイトがあるので、そこに投稿しました。
何とその日のうちにレスがあり、タイトルが分かりました!

『黄泉に走る…』と言うタイトルだそうで、
別名の『水晶宮の夜』というコミックに収録されていると、
丁寧に書かれてありました。

とても簡単な内容しか書いていないのに、よく分かったな〜って、驚きました。

この漫画、兄を妹が好きになってしまうという、サイドストーリーがあるんだそう。
あらためて、一度読んでみたいと思っています。

それ以来、恩返しじゃないけれど、私も役に立てるかも、と、
ちょこちょことそのサイトを覗くのですが、
結構本読んでいると思うのに、役に立てたことは一度もありません^^;

昨日もトヨタ直営の中古車販売店で、店員さんからPCで、
画像つき、走行距離や修復歴まで管理されている中古車を色々見せてもらいました。

やっぱり「修復歴 有」と言う車、あるんですけれど、
「これヤダ!」と強い口調で、思わず言葉が出てしまいました。

店員さんからは、
「もちろん物損ですよ。人を怪我させた車とかではありません」
とフォローがありましたけれど、それでもやっぱり…イヤだなあ。

修復歴のある車は、どうしても、修復した部分から傷みやすいので、
こういった車は避けたほうがいいそうです。
北国では雪などが原因で、その修復した部分から錆びてしまったりするんだそうです。

あまり車に興味がなかったため、そういったことすら知りませんでした(恥)。

でも実際中古車販売店に行って、漫画がきっかけの小さなトラウマ
…って言う程か?…には囚われずに済みそう…な気がします。

ちなみに、第一候補のラッシュ、街中の立体駐車場に入らないそうです。
でも、まだ街中なんてとても行けないし。
…っていうか、まだ一人で乗るのも、誰かに迷惑掛けそうで、
誰かを怪我させそうで、無理だし。

再び、ラッシュか、新しく候補車リスト登場のパッソかで、少々悩んでいます^^;

(ISBN:4063196798 コミック 宮脇 明子 講談社 1996/02 ¥459)

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