地下鉄とバスを乗り継いで、アリーナまで。
地下鉄内が普段より混んでいたのは、
普段は乗らない、コンサートに行く
お客さん達が乗っているから?

「開演15分前でーす」と叫ぶスタッフ達。
私は席を確認した後、女子トイレへ。
やっぱり、行列が出来ていました。

席はアリーナ席の端の端。警備員さんがすぐ隣で仁王立ちしてる(笑)。

ほぼ19時きっかりに始まったコンサート。
ヒカルさんは白い羽根で出来たような衣装を着て登場。

オペラグラスで覗いたヒカルさんは、とても可愛いです。
一時期「太った」なんて言われていたけれど、そんなこと無かったです。

次々と知っている曲が流れます。
オープニングは最新アルバムから続けて披露。

前回のコンサートは、とても音程が不安定でしたが、
それよりも、歌が安定していると感じました。
「上手くなったね!」なんて、失礼なことを思ったり^^;

セットはいたってシンプル。
ヒカルさんの背後にはスクリーンとバンド。
そのスクリーンには、そのシングル曲のプロモーションビデオが流れたり、
戦争で傷ついたらしい子供達の映像や、雲が流れる映像、
曲に合わせて光の模様が次々と流れたりもしました。

一貫性は無いように思うけれど、1曲1曲、別の思いを持って曲を作っていて、
それらの曲に込めた、何らかのメッセージなのかもしれません。

途中、聴いたことの無い曲も歌っていました。
アメリカ進出のアルバム『EXODUS』内の曲でしょうか?
私はこのアルバムは聴いていませんでした。

「今までの集大成のLiveにしたい」とMCしていたように、
シングルメドレーで終始。

昨日、今日と2DAYSのLIVE。
恐らく2日連続で来るお客さんのために、内容を大きく変えているのでしょう。
多分(想像ですが)、昨日のお客さんには、アルバムの曲を中心に。
そして今日のお客さんには、今までのヒット曲を中心に。

今日のために、最新アルバムの『ULTRA BLUE』を何度も聴いて来たのに。

な〜んだ(苦笑)。

もっとも、最新アルバムの中にシングル曲は4曲入っていますから、
アルバム曲を中心にしたとも言えるのですが。

途中、バラードになるとやっぱりちょっと音程が乱れる。
でも、やっぱり前回よりもずっと安定している。
MCは前回の方が楽しかったな。
あれから数年、大人になった? 今回のMCは、ありきたりの内容。

前回は、宇多田パパの誕生日で、パパとママも登場するという、
実にスペシャルなものでしたから、それと同等には出来ないよね。

こうやってLiveで聴くと、また違った良さがありますね。
「Be My Last」なんて、シングル曲としてはどうかなあ?なんて
思っていたけれど、Liveでチェロのストリングアレンジのみで
リアルに聴くと、その切ない声と合っていて、すごく良かったですから。

今、23歳なんだとか。デビューが15歳の時なんだそうで、
リアルタイムでずっと見てきた、聴いてきたはずなのに、驚いちゃって。

「15歳の時って、随分ませていたんだなって(笑)」
そう言っていましたが、そうなんだよね。
本人は、“曲の内容が”って言うことなんですが、
聴いているこちらにすれば、15歳でこれらの曲を作っていた、
その才能にはあらためて敬服いたしました。

アンコールも含めて、衣装換えは2回。
どれも似合っていて、スタイリストが選んでいるんだとしても、
センスの良さを感じました。

ただ、靴はずっとブーツ!
会場は空調が無いので、ものすごい暑さ。
ライトを浴びて左右に動きながら歌って、大変だっただろうなあ。
実際「空調が無いから、ここは福岡より暑い」って言っていました。

ラストは「光」。
この曲は、自分の本名(ヒカルではなく、漢字で“光”が本名)を
タイトルにしたことからも分かるように、お気に入りらしいです。
以前雑誌で、本人がすごく気に入っている曲のため、
詩がなかなかつけられなかった、と話しているのを読みました。

その後結婚したんじゃなかったかな? 結婚後すぐの曲だったかな?
私は詩の内容がちょっと狙いすぎのような気がして、あんまり…です^^;

終了後外に出ると、風が涼しくてほっとしました。
やっぱり会場内は相当暑かったんですね。
その急激な温度差のせいか? 喉が痛い、鼻が詰まる…。
私、風邪引いちゃいました^^;

(宇多田ヒカル CD 東芝EMI 2006/06/14 ¥3,059)

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