これがDNAだ!と思う瞬間がある。

我が家では、父も母も、仲間由紀恵ちゃん主演のドラマ
「ごくせん」が大好きでした。そして、私も。

単身赴任中の父が帰ってくると、何となく家族団らんで、
居間で連続ドラマのDVDを観ています。

その時、毎回のように父がリクエストするのが、2005年版の「ごくせん」。
KA−TUNの亀梨君と赤西君、速水もこみちくんとか小池鉄平ちゃんとか、
今をときめくメンバーが出演していました。

でも残念なことに、レンタルショップでも毎回貸し出されている。
やっぱり出演メンバーがメンバーだけに、今でも人気があるのでしょう。

でも、原作って読んだこと無かったのです。
ふと、読んでみよう!と思って、
漫画喫茶で現在刊行されている13巻までを、一気に読破。

面白かったです。
ドラマも面白かったけど、やっぱり原作の方が面白い。

2002年度版のドラマが原作に近い。生徒役とかね。
ほかのキャスト…教頭は、ドラマの方が強烈。これはこれでいいのですが、
ドラマでは伊東美咲さん演じた、ヤンクミの同僚の女性教諭・藤山先生は、
原作とキャラが全然違う。原作の方がずっと好きです。

この2002年の時は、主人公・ヤンクミの理解者である生徒・沢田慎役に
嵐の松本潤くんでした。好演でしたが、原作の方がはるかにカッコイイのです。

このコミックに登場する沢田慎は、今まで読んだコミックの
男性登場人物の中でも、ベスト3に入るカッコよさです。

ドラマではヤンクミは高校3年生の担任になると言う設定で、
新卒の教師がいきなり卒業生の担任はないだろ、と
見ながら心の中で突っ込んでいたのですが、
さすがにドラマでは高校2年生の担任の設定になっていました。

今は13巻まで出ているくらい時間も経っているから、
生徒達は3年生に進級しています。

ドラマのように、実家が極道だと分かり、マスコミに追いかけられるとか、
その結果、別の高校に移っただとか、そういうことは無く。

赴任した白金学院でずっと数学教師をしています。
校長と教頭と、同僚の藤山先生、生徒・沢田はそれを知りながらも、
全く問題にせず、ヤンクミのやることを信頼し、見守っています。

私の嫌いなものの中に、「教師」があります。
本当に、今まで尊敬できる、信頼できる教師に会ったことが無かったのです。

でも、ドラマを見ていても、原作を読んでいても、
ヤンクミのような教師に、一度でいいから教えてもらいたかった、と
本当に思います。熱くて、まっすぐで、嘘が無くて、公平で。

こういうところに、今、はまっているのでしょうか。

コミックのその後が知りたくて、掲載誌「YOU」を立ち読み。
ヤンクミと沢田が、浴衣で縁日をデートしていました。

現実ならどうなの? いいのか!?と思いつつ、
そこは漫画ですから、ま、いいのか^^;

(ISBN:408862503X コミック 森本 梢子 集英社 2000/08 ¥770)

コメント