大変遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
ものすごく今更なんですが…^^;
今年も宜しくお願いします。

相変わらずオンラインレンタルを利用して、色々と観ています。
最近はまっているのが、日本のドラマ。
放映時には全く気にもしていないのに、レビューなどを参考に、
DVDで週末にまとめて観るのが、最近のお約束。

私の契約内容だと1度に2枚しか届かないので、
一気に観ることは難しいのですが、
比較的競争率の低い、順に届きやすいものをリストに載せています。

で、最近、コレはなかなか面白いぞ!!
母と二人何度も繰り返し見ているのが、この『夜王』。
TOKIOの松岡君主演の、ホストの世界を描いたドラマです。

松岡君演じる駆け出しホスト遼介と、北村一輝さん演じるカリスマホスト・聖也。
この二人が、新宿歌舞伎町一の有名ホストクラブ・ロミオのNo.1の座を巡り、
破れた方がロミオを去るという賭けをするのです。

最初の方は、遼介が毎回女性達を救い、癒すという内容で、
イマヒトツ…という展開だったのですが、後半、
物凄い勢いでNo.2まで駆け上がった遼介と、
8年間不動のNo.1・聖也の一騎打ちになってから、が面白い。

北村さん、実にはまり役。フェロモン全開、まさしくカリスマです。
こういう人にお金をつぎ込みたくなる、お金持ちの女性の気持ちが分かります。

実際は、お金がないからつぎ込んだりしないけど(苦笑)。

お客さんをただの金づる、派閥のメンバーを駒としか
見ていないような非情な部分もあれば、情に厚く懐の広い面もある。
お客の女性や派閥のメンバー、さらには自分自身といった、
多くの人間の感情を実に上手くコントロールもできる。

ドラマ中、そのコントロールが利かなくなり、冷静さを失う面もありますが、
そのギャップすら魅力的に見えてしまいました。

カリスマというのは、「生まれる」というよりも
「磨かれて育っていく」ものなのかもしれません。

ロミオの危機に対して、真っ先に反応したのも聖也。
そして引くべき所では身を引き、認めるところでは相手を認める。
頭の良さと器の大きさ、統率力を感じさせます。

北村さん、結構お顔も大きいし、アップになると肌のツヤが、シワが…と
ちょっとアレなトコロも確かにあるのですが、
そんなのを上回るような目力と雰囲気と貫禄とフェロモンとオーラ。

松岡君も、何となく親しみあるTOKIOの中では、一番苦手なタイプだったのですが、
このドラマを観て少し印象UP。熱い遼介役が似合っていました。

あと、遼介を支えるシュウ役の要潤さんも凄く良かったです。
個人的には、遼介よりも聖也よりも、このシュウ君の方を指名したいです。

遼介派ホスト役の佐藤二朗さんと、
遼介たちがよく行く食堂の大将役の荒川良々さんが
お笑い担当?でいい味出してます。

荒川さんと香里奈さんが兄妹役。
天然でおおらかな兄とズバズバ言う妹。

妹を可愛がり、妹の言葉を受け流す兄の様子を見ていたら、
こんな兄妹だったら、最近起こった歯科医の家の、
兄が妹を殺害してばらばらにした事件、
あんな事件は起こらなかったんだろうなあ、って思ってしまいました。

私は一人っ子なので、このドラマみたいな兄妹関係が
本当に作れるのかはわかりませんけれど…。

最終回が面白かった。
ここの所観たDVDには最終回でガッカリさせられていたのですが、
やっぱり最終回が尻すぼみなどラマはダメですね。

ロミオを落としいれ、ロミオから客を奪い、新しいホストクラブが出来る。
でも、最後はロミオの、ロミオ所属のホスト達の底力を見せて終ります。
こういう風に、登場人物たちがこの後も成長・発展していく終わり方がいいです。

残念な点が一つ。最後、杉本彩さんが出てくるんですけれど…。
とても綺麗でスタイルも良い人で、
セクシーでゴージャスなこのドラマの役柄にピッタリなのに、致命的に演技が下手。

他にいなかったのかしら?
でも、その下手さゆえに杉本彩さん、誰よりも印象深いんですよね。

(DVD ハピネット・ピクチャーズ 2006/06/23 ¥3,990)

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